SSブログ
【お知らせ】今後、FFXI関連の記事は りりさんすのえふえふきろく に掲載します。

赤城毅:虎落笛鳴りやまず(帝都探偵物語) [小説系]

虎落笛鳴りやまず 帝都探偵物語 (カッパ・ノベルス)

虎落笛鳴りやまず 帝都探偵物語 (カッパ・ノベルス)

  • 作者: 赤城 毅
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/09/21
  • メディア: 新書

帝都探偵物語シリーズ初の、倒叙形式(コロンボ・スタイル)で書かれた作品です。
コロンボ・スタイルと言われても若い人はわからないのかなぁ〜w
新しめで分かりやすいのは、古畑任三郎シリーズですかね。

初めに、物語の核心的な部分が描かれたあとに、解決編が続いていくって感じ。
なので、今作は主人公である木暮十三郎が出てくるのは、中盤近くになってます。

----------
昭和二年秋、帝都・東京——。
シベリア出兵で殲滅された部隊から、命からがらただ一人生還した陸軍少尉・天城誠。
だが、「生きていた英霊」を待っていたのは、陸軍からの酷い仕打ちだった。
天城が危機をくぐり抜けていくのと時を同じくして、
シベリア出兵に携わった幹部将校が相次いで殺害される。
現場の状況から、彼らは「虎」に襲われたものと推測されたが・・・?

私立探偵・木暮十三郎が、人外の「虎」の凶行に肉薄する!
----------

相変わらず面白いです。
まず、帝都探偵シリーズの何がいいって、世界観が素晴らしいうえに、
登場人物達のキャラクター性がとてもいい。

主人公の木暮が、とぼけていそうに見えるのにすごく切り込みは鋭くて、
そのギャップ感もたまりません。
あとは、昭和初期を舞台にしているので、その情景や文化・流行などの描画も
うまいこと融合されていて、その風景を頭の中に描きながら読めるのもいいですね。

魔物・怪物と呼ばれるような存在を中心としているストーリなのに、
人物背景や時代背景の描かれかたが素晴らしいシリーズです。

赤城毅:Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/赤城毅

有限会社らいとすたっふ
 http://www.wrightstaff.co.jp/


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。