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京極夏彦:絡新婦の理 [├ 京極夏彦]


文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫


理に巣喰うは最強の敵――。
  京極堂、桜の森に佇つ。

「当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな」
  2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。

房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、
血塗られた鑿をふるう目潰し魔。
連続殺人は八方に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。

中心に陣取るのは誰か?シリーズ第5弾。

−−−−−−−−−−

「京極堂シリーズ」第5作目となる、絡新婦の理です。
今まで読んだもの全てが面白かったけど、私的には今の所この作品が一番ですね。

「女学院」が一つの舞台となっているわけですが、
この「女学院」「悪魔」「黒ミサ」等という言葉に異常反応してしまうわけで(汗)

今作も木場サイド・伊佐間&今川サイド・榎木津&益田サイドと各方面からの
糸が京極堂の元へと集まり、解決への道筋が出来るわけですね。
今回は無料奉仕では無くちゃんと出資がいる・・報酬はいくら位でしょうね・・

物語冒頭に最後の情景が描かれているので、
だいたいの中心人物のイメージが自分の中に作られます。
そのイメージを元に、その人物を探しながら読み進めて行く事になるので、
そういう部分でも、とても面白い趣向でしたね。

とてもとても大満足な、作品でした。

分冊版の方が読みやすいですよ。
分冊文庫版 絡新婦の理〈1〉 (講談社文庫) 分冊文庫版 絡新婦の理〈2〉 (講談社文庫) 分冊文庫版 絡新婦の理 (三) (講談社文庫) 分冊文庫版 絡新婦の理 (四) (講談社文庫)



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