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J・さいろー:月光のカルネヴァーレ(3) [小説系]


月光のカルネヴァーレ 3 (ガガガ文庫 し 1-3)

月光のカルネヴァーレ 3 (ガガガ文庫 し 1-3)

  • 作者: J さいろー
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/04/19
  • メディア: 文庫

大好評の異色ゴシックノワール、ついに完結!

自動機械人形のフォーラを連れ、
アジトに戻ったアレッシオが見たものは、
子供たちとフォーラの兄・ノヴェラの無惨な亡骸だった。

茫然自失の彼が警察車両の窓から見たものは、
人形の首を引きちぎり満月に咆える人狼のシルエット!
仮面の男が放つ刺客からも狙われ、
フォーラとの絶望的な逃避行を計画するアレッシオ。

甘い声でフォーラが囁く。

「私の瞳みたいに青い海を見て過ごすのよ。
       時が過ぎるのも忘れるくらい……」。


黒髪ギャングと壊れた人形が奏でる御伽噺の結末は……?
大人気ゴシックノワール、堂々完結編!
ガガガ文庫:既刊情報より



こんな終わり方って・・超せつないんですけど・・
フォーラが!アレッシオが!!

碧い海を眺めながら、寄り添うフォーラとアレッシオ・・
そんな情景を期待していなかったとしたら嘘になる。

序盤から目が離せなくてずーーと緊迫した状態。
いつ敵が襲ってきてもおかしくない状態で、
アレッシオが選んだ道は、逃避行ではなく復讐劇。

2巻の終わりでノヴェラがあんな事になってしまって
それだけでも、衝撃は強かったのに。

正直な話、お子様向けではないな。
絵はとても可愛いけど、ちーとお子様には理解出来なそうです。
色々な部分がね。

しかし、指輪を持つ人狼の命令に抗えない状態になった時に
フォーラがアレッシオの為にとった行動は、
「愛の力」いがいの何ものでもないわけで・・。

ある少年に託された「銀の円筒」が
肉体を持ち意識を持ち、
幸せな空間に蘇っている事を願うばかりです。

りりさんすの雑記帳内関連記事:
 月光のカルネヴァーレ(1)
  http://kintarow.blog.so-net.ne.jp/2007-08-19


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